各地俳況

各地俳況 

赤壺詩社句会(倉敷)二月三日  児島市民交流センター
ひと声かけてみる小島の梅の花         節
少し傾いて少し欠けてありあけの月      あきら
鉢植のホーレン草も活きる寒の雨       順 子
席ゆずられとまどいのありがとう       多計士
ロウバイ香る肉屋の店先春となり       幸 子
昭和が眠っている古ダンス          きいち
美酒を梅花の宴で合格祝           知 子
春一番みんな飛んでけ持って行け      としかつ
おしゃべりな水仙春を呼ぶ          みほこ
まのびしている曲調に似合う小春日      鈴 子 

横浜句会(横浜)二月八日    杉田地区センター
ご神木の割れ目がつるつる          英 一
春隣ふくらむ水の言葉            真 治
絵具全力疾走の青              晴 正
赤外線か弾どちらかといえば赤外線      拓 也
杉田梅林名残の香り             のりこ
着飾って媚売らずパプリカ          幸 弘
水仙グループから離脱する          ゆきこ
マスクする特急電車             吉 明
葉ボタンたがいちがいもうきさらぎの句会   耕 司 

かみなり社句会(宇都宮)二月十四日      西方寺
写真撮るこっち向いてよ座禅草        義 司
おお寒いまず一杯お腹《なか》から      黒山人
洗う洗う根まで芹食卓へ           モ ト
暖冬遠路運んで雪祭り            守 之
それぞれにやまい自慢の冬ランチ       悦 子

海紅社句会(東京)二月十六日          海紅社
先輩の句空晴やかにつづけ          幸 弘
戸を開けて町がこぼれる街頭ポスト      晴 正
レンタカー運転している私たち        ゆきこ
カタログに秘められた春空からのエール    吉 明
すべて流して春の雨             通 子
サギ草球根八つほどを埋め春への挨拶とする     唯 人

阿良野句会(浜松)二月十七日  雄踏文化センター
着物姿ちらほら初釜日和           千栄子
冷えた座敷雛飾りに温もる          愛 子
新玉葱最盛期少ないレシピあれこれ      加 代
立春に退院の友春色のリハビリシューズ    ふ み
節分の夜に近づき救急車の音近づく      ゆかり

しらさぎ句会(東京)二月二十一日      上塚功子宅
 三人となってしまいましたが楽しいひとときでした。
開花早いなにごともほどほどにほどほどに    毅
禎さんのいない句会抹茶の香り啜る      功 子
初句会禎さんならサンドイッチだ       ゆきお

サザンカネット句会(杉並二月阿佐ヶ谷地域区民センター
母さんはまだ死んでいる             叶
ぬるい夜風だウイスキーうすく       けいえむ
じっと川の音を聞いてる恋のはじまり     響 子
あご紐の塩分濃くて赤白帽と空近し    カズマンヌ
亀カラカラに乾いて都心の神社        マヒト
たとえば踏まれるピエロのほほえみ       聡
けさのけんか耳のかたちにて柊        こ う
略すチョコとほかのなにか          崇 譜

 海紅ネット句会「俳三昧」二月
エントロピー入りチョコ一斉に咲く       聡
アロエの先っちょの赤が春にふれた       耕 司
着膨れた魔女の一瞥ブロッコリー薹立ち     秀 雪
髪切って逃げ場のない顏である         秀 斗
介護施設の放置自転車             吉 明
さらさらとさらさらとこなゆきのあかるいあさ はるか
って唇もう春ですか                こ う
花柄教えたひとつはウソだ          由 紀
黄色いりんごの履歴知りたい         ゆきこ