各地俳況

  【各地俳況】

 赤壺詩社新年句会(倉敷)一月五日   わやじゃ
公孫樹散るあしもと夕日掃きよせ        節
「南無阿弥陀仏」また友一人逝く       あきら
今年は何を願う冬花火            順 子
玄関に松飾り豊かさ教わる          柏 子
四才の孫貯金するんだと小金持ち       玉 恵
時計が遅いあいそ笑いの忘年会        多計士
今年限りと添え書き戌年の賀状        幸 子
年の瀬の夕日路地の語らい          きいち
ラストラン万感の歓声たてがみ飛ぶ      知 子
外走る子等の声松の内           としかつ
チュンチュン隣家の庭はすずめの宿     じゅんこ
まいったな何もできないベッドの生活      定
淡灰色のバラの蕾尖んがって私の好み    としひこ
南天の実たわわ小鳥の正月          鈴 子
                          
 かみなり社句会(宇都宮)十二月十四日  西方寺
家族皆な集まりお正月満喫          義 司
七草がゆ食べたい良い年願う         黒山人

 横浜句会(横浜) 一月十四日      吉明居
うしろに解体業               空心菜
ダウンジャケット大小黒に凧と青空      こ う
月灯かりで水母をさがす           直 弥
墓にポンカンにゅっと色           すすむ
私にも鉛筆ほどの光が射す          優 子
星の気配が湖面みずいろ           由 紀
冬霞み赤い椿優しく包む           ゆきこ
またひとこと幸福の賞味期限         吉 明
水仙がゆれてます朝湯にいこう        耕 司

 阿良野句会(浜松)一月十五日 佐鳴台協働センター
天からロープ貸しましょうか大きなお月様   千栄子
冬空真っ青洗濯物目いっぱい干す       加 代
初詣若い人増え老いになっていた私      三 枝
人間と同じ病名猫はよそゆきをまとい     ふ み
一人暮し同志をつなぐ大粒苺の一箱      ゆかり

 海紅社句会(東京)一月二十日       海紅社
宛名の先 影がのびる                直 弥
白玉のように甘くあろう魂                                  すすむ
おおさむクーポン春の使い勝手        崇 譜
投げ入れの社屋の底の梅いちりん        聡
今年も街が安い愛を売り始める        ゆきこ
依存症みぞれる日々のうなじ泣く       吉 明
なんだかんだ注文多く神さま元旦ガタン閉める 唯 人

 しらさぎ句会(東京)一月十九日 上野カラオケ館
キンクロハジロホシハジロひゅうひゅう鳴く  功 子
窓開ける詫助から飛び立つヒヨの群れ      禎
左義長の意味わからずスマホみる        毅