各地俳況

  【各地俳況】

 赤壺詩社吟行句会(倉敷)十一月六日 津山国際ホテル
 電車とバスを乗り継いで津山まで、まだ紅葉には少し早かったですが、句会、
食う会楽しみました。

木犀こぼすありあわせの夕餉          節
長袖が丁度いい里山の色合い         あきら
石仏装いを変えた足もとに秋の風       順 子
台風なんて御一行様美観地区         玉 恵
霜月茜色に染まった芝生           柏 子
カラスも手を振るおだやかな夕焼け      多計士
鼓笛ドンドコ園児たちといわしぐも      幸 子
つがいのトンボどこへゆく          きいち
町はずれバス停のベンチ待つ尾花       知 子
飛行機雲夕陽を浴びて竜になる       としかつ
備中櫓峙ちさくらもみじの裾もよう     としひこ
遠山うっすら美作路に続く          鈴 子

 かみなり社句会(宇都宮)十一月十二日   西方寺
足利学校へワイナリーへ陽つるべ落とし    義 司
てにをは泡を飛ばしたふたり笑顔       黒山人

 横浜句会    十一月十二日      吉明居
ネクタイを細くたらしたサラリーマン     空心菜
走る限り光るキオスク            こ う
ベロアで秋と腕を組む            すすむ
あくたがわどろぬまに流れこむ        優 子
わたくしの排水溝あばかれる冬日       由 紀
オリオンにお荷物預けてお家に帰る      ゆきこ
でっかい寒さ向かう音楽さヘイヘイ      崇 譜
凩ドリル冬のネジいっぽんめ          聡
歌舞伎町銀杏屍慰霊祭            吉 明
キンモクセイのぢべた秋をしめくくる     耕 司

 海紅社句会(東京)十一月十八日 海紅社
きょうはサントラの一番ダメな曲  崇 譜
つわぶきの黄色いあけっぴろげ    聡
希望ヶ丘と自由が丘が好きだった頃 ゆきこ
介護保険つまずく落ち葉のうた   吉 明
冬まぢか兵馬俑ジロリ玄関見張る  唯 人

 

中塚檀の掛け軸と十二月
の海紅社の玄関のデコレ
ーションです

 

 

 

阿良野句会(浜松)十一月二十日佐鳴台協働センター
渡り鳥V字に飛行朝が冷たい         千栄子
下校の学童一列柿色付いてきた        加 代
冷えて来た山茶花夜が始まる         三 枝
避難勧告のテロップ故郷の海辺の家々     ふ み
遺跡公園飽食の女木陰に寄り合って      ゆかり