各地俳況

  【各地俳況】

 横浜句会(横浜)  四月八日        野毛山公園  
ダチョウの大きさにやられた         清 仁
花のふえゆく流れゆく目黒川         こ う
今日も春がエンスト             由 紀
ぐったりしみチョコブレイン         優  子
ハルカトキナマガワキ            崇 譜
桜いっぷんいちびょう            ゆきこ
総菜屋お客まばら山桜桃うっすら        聡
紫もくれん気怠いリュウズ巻く        吉 明
松の芯立ち新品のランドセル並んだ      耕 司

 阿良野句会(浜松)四月九日    佐鳴台協働センター
梅は小さな実をつけた静まりかえった路    千栄子
曖昧な空だ髪をカットに行こう        三 枝
ランドセル思い思いの色今時の一年生     加 代
いたわり合うしかない年齢夜の長電話     ゆかり

 赤壺詩社句会(倉敷)四月九日      湯郷 美春閣
瀬戸の架橋はるかに飯野山師の碑に立つ     節
初鳴きのやわらかい雨クワ肩に        あきら
花咲くを待たず逝くせめてもと絵手紙を    順 子
春風に幼子の夢シャボン玉             玉 恵
さかずきにあそぶほろよいの花一片         多計士
車窓から光一瞬春の人になる                           幸 子
カスミ草忘れたいことたんとある          きいち
ビル影の山茶花散る一瞬               知 子
浦島太郎コインロッカーにもバカにされ     としかつ
色白の桜をなぜにうば桜                                          定
そっと持つ花束淡い未来の香り                          みほこ
桜色ポコリポコリと山笑う                                  鈴 子

 かみなり社句会(宇都宮)四月十四日   西方寺
花満開さけ肴山盛り              義 司
笑顔の孫二人入学花の舞           黒山人

 海紅社句会(東京) 三月二十一日      海紅社  
ぼくに生まれてもうどの蝶にもなれない       縉
鳴きながら陽炎になる            由 紀
つなぐ手のすきまから菜の花            こ う
新学期が機械仕掛け             直 弥
満面の笑みだSMILE(すみれ)すみれほら菫    秀 雪
声行方しれず電話に出られません       崇 譜
春風や鼻腔に辛き副流煙               聡
コブシあちこち老人うしろ手に歩き      吉 明
ポンと三月リセットし今日から女子大生       唯 人

  しらさぎ句会(東京)四月二十一日   上野カラオケ館
消えるシクラメン良く頑張ったね           禎
白もピンクも花水木の色                  毅
スターカワセミ枯れ蓮池へダイビング     功 子
上野のお山に緑の絵の具かけたのだーれ    ゆきお